特定非営利活動法人 猫と花地域環境ネットワーク 設立趣旨


 無責任な飼い主による捨て猫等を起因として飼い主のいない猫が増えています。

 飼い主のいない猫のふん尿等によって地域の環境が悪化したり、猫により被害を受けている人と猫の世話をしている人の間での住民同士でのトラブルも発生しています。

 同様に地域環境問題として公園の緑化が着手されておらず公園の景観が索漠として、捨て猫も住み着いた状態になっていて、公園に対する地域住民の愛着が希薄で公園の環境美化が進んでいません。


 飼い主のいない猫対策・公園緑化対策共に地域住民の地域環境の悪化という現状への認識不足、方策の認知不足、情報不足、人材不足等により地域での取組が遅れています。

 中野区では飼い主のいない猫を増やさない為の捕獲・不妊去勢手術・ふん尿の始末等飼い主のいない猫対策は特に行われず、地域及び公園で被害が発生しています。公園緑化活動は特に手掛けられていません。


 そこで私たちは地域環境に対する地域住民の認識を高め、行政・ボランティアと連携して適切な情報やノウハウの提供、人材の育成を行い、地域住民・行政・ボランティアが協働して地域の環境保全・美化活動を行います。

 飼い主のいない猫対策の活動としては、猫が生息する地域で捕獲・不妊去勢手術・餌やり・ふん尿の始末等を適正に行い、飼い主のいない猫を減らし、飼い主のいない猫による被害をなくし、猫を排除するのではなく、地域で動物愛護の気持ちを育み人と猫と地域が心豊かに共生できるまちづくりを目指します。

 地域環境緑化活動としては行政・ボランティアと連携して、緑化の進んでいない公園等の公共用地で地域の住民が花を植え花壇作りをして継続的に管理をし、花で溢れる地域環境づくりをします。

 環境教育の一環として花を植え育つ姿を見て継続的に管理することで生命を実感し人間が本来持っている花や緑を愛する心をさらに育み、子どもたちの生命を大切にする気持ちを醸成し、人と花と地域が心豊かに共生するまちづくりをします。


 今後、地域・行政・ボランティアと協働して活動を行えるようにします。その活動を通じて地域のコミュニケーションを活発にし地域のコミュニティーを良くして、命ある動物や植物と心豊かに共生できる地域社会づくりに取組みます。又、公園での活動が活発になることで公園での犯罪抑止効果が期待できます。


 私たちは、私たちの団体が、一般市民との関わりを広げ、事業を発展させ運営を継続させるために、また、様々な契約に支障をきたさないために、特定非営利活動法人を申請することにしました。


平成20年5月8日